下北沢 情報
「古文書(新編武蔵風土記稿)に探す世田谷区と下北沢の地名」
江戸時代に地誌を編纂した文献に、「新編武蔵風土記稿」があります。
この文献は、江戸幕府により編纂された地誌で、文化7年(1810年)から、11年もの歳月をかけて、武蔵国各村の明細帳と地誌調書をもとに、これに古記録類などを加味して、作成された貴重な文献です。幕府へは天保元年(1830年)に「新編武蔵風土記稿」として献上されました。正式に幕府より製本されなかったので稿本といった表題がついていますが、これだけの規模と内容を網羅した地誌は他に類をみないため、当時の地名などを知る上で非常に有用かつ貴重な書物といえます。
このような内容の文献が残っているのは、明治17年(1884年)に内務省地理局が、幕府に献上された浄書稿本の翻刻版を『新編武藏風土記稿』として刊行した為です。このため、その内容を現代でも容易に確認することができます。
武蔵国は現在の東京都と埼玉県にあたりますので、それなりの広範囲が市町村レベルの詳細で網羅されているため、当時の地名などを確認するのに大変に有用です。
上記のリンクからは、下北沢を中心とした世田谷区の昔の地名を整理してまとめたものを確認できます。国立公文書館からはデジタルアーカイブによって情報公開もされています。
また、このほか画像などを公開してるサイトもありますの以下にリンクで紹介します。
「新編武蔵国風土記稿の挿絵」
文献には文字だけでなく挿絵も含まれています。この挿絵を改めて鮮明に画像処理しているものと思われます。したがって、非常に綺麗に描画された絵図を閲覧できます。
カフェ カルディノ オープン
5 年前
